漫画

手品先輩

成年を超え幾星霜を経てもいまだ男子と呼ばれるを拒まない諸君にはもちろん“ティッシュの使用量”に一家言あることと思う。 僕はこのパワーワードに中学生のころより悩まされ続けていた。親愛なる女史諸君にいま告げよう。 我々は“ティッシュの使用量”が多い…

素敵な彼氏

眼が醒めてから寝癖に気づく瞬間が嫌だ。 頭上に根ざしたお調子者はそれでいていつも頑固だから水をつけても直らないし、世にある寝癖直しの類いをこれでもかというほど駆使しても無理で、結局は熱いお湯を捻り出して頭からかぶってしまう。すると眠さに重た…